『Diablo』ってどんなゲーム?
ハックスアンドスラッシュ系のゲームとして、トップクラスに有名なゲーム「Diablo」シリーズ。名作ゲームの紹介や記事には必ずと言ってもいいほどにシリーズのいずれかの作品が取り上げられるほどです。
2021年にこのシリーズの二作目にあたる作品がリマスターされた「Diablo II: Resurrected」が出るということもあり、今回はそのリマスター前の「Diablo II」がどんなゲームなのかをその魅力や面白さと共に紹介していきたいと思います。
中毒性のあるゲーム。そのわけは?
しかしゲームの紹介をする以前に、多くの人がハックスアンドスラッシュ(ハクスラ)が一体どんなものなのかがわからないのではないでしょうか。
ハクスラとは戦闘することが主目的になっているゲームのことを指します。強い敵を倒すことで新たな武器を獲得し、さらに強い敵を倒すことでさらに強い武器を手に入れる…といったような戦闘に次ぐ戦闘を延々と繰り返すゲームになっています。
こうやって聞くと単調でつまらなさそうと感じる人もいるかと思いますが、その中毒性を一度知ってしまうと他のゲームには戻れない程です。
「Diablo II」はそんなハクスラ要素を多分に含んだ、アクションRPGとなっています。
元々の開発はBlizzard Northで、Blizzard Entertainment社から2000年にWindows、Mac用のPC向けのゲームとして発売されました。シングルでのオフラインプレイも可能になっていますが、オンラインでのパーティープレイが非常に面白いです。しかもオンラインは無料でプレイできる上に、洋ゲーであるのにも関わらず日本人が集まっているサーバーが存在していたりと敷居はそれほど低くありません。さらに協力だけでなく、プレイヤーvsプレイヤーの対人要素が存在しているのでプレイの幅が広がっています。
プレイヤーはゲームを開始すると(拡張パックを含め)7種類の職業から自分に合った職業を選ぶことになります。例えば「Amazon」は弓やジャベリンを用いた遠距離攻撃が得意で、「Necromancer」は敵の死体を使用して仲間を作成したり、敵にデバフ(弱体化)を与えたりなど、職業ごとに立ち回りや戦術といったものが変化するので、プレイヤー好みのキャラクターが作成できます。
またゲーム内で手に入れることのできる武器は追加効果(オプション)がランダムで追加されるため、その武器のために職業を変えたり、あるいはさらなるオプションを求めて再び冒険したりとハクスラの醍醐味をこれでもかというほどに詰め込んでいます。同じ職業でもこの武器のオプションやレベルアップによる攻撃性能の変化によって戦い方がまったくの別物に変化するというのもこのゲームならではの面白さです。
しかも冒険に出かけるマップもランダム生成のため、この厳選作業も単調にならず飽きが来ることはありません。15年以上にわたってアップデートが続けられていたことからも、中毒性がどれほど高かったのか想像してもらえると思います。
さいごに
もちろん「Diablo II」はRPGということもあり、ストーリーもしっかりと作られています。内容としては4章で構成されていて、拡張パックを導入すると5章までプレイが可能になります。また1章ごとに舞台となるマップが変化するので、単純な見た目の要素でも楽しめます。
現在、「Diablo II」の日本語版の入手は非常に困難になっています。そのため、購入した際の言語設定で日本語は使用できません。しかし有志が作成したwikiが非常に充実しているため、英語は見るだけでもキツいという方でなければそれほど不便に感じないのではないでしょうか。
リマスターが出る前に「Diablo II」がどんなものなのかを知りたいといった人や、他の「Diablo」シリーズをプレイして前作の内容が気になる、という方にはぜひともプレイしていただきたい作品です。古い作品ということもあり、拡張パックを含めても値段は控えめになっています。